暮らすように旅をする

沖縄に移住した私が感じたことや体験したことを気まぐれに綴ってゆきます。

カタール

 

こんばんは。SAKIです。

今日はカタールのことについて。

 

私が数年前に住んでいたパリ。

そんなパリから日本に帰る航空券は、乗り換えいっぱいの安い便を前々から予約していた。

 

 

その経由はパリ☞ドーハ☞大阪☞東京だった。

 

 

パリから日本に出発するその日、久しぶりの日本にワクワクしていた。

帰ったら、日本食をいっぱい食べるんだと決めていた。

 

 

 

荷物を預け、飛行機に乗り込み準備万端だった。その便は予定よりも1時間ほど遅くパリを出発した。

 

 

 

 

まずは無事にドーハに到着。

 

 

 

 

インド人と思われる出稼ぎ労働者の人々の長い列の後ろに並ぶ。乗り換えに遅れるんじゃないかと不安に思っていたけど、なんとか終えた。

 

 

 

 

 

そして、トラブル発生。

エンジントラブルで、今日はもう飛行機が飛ばないという。

 

 

 

私はパニックになり、頭が真っ白に。

 

 

 

空港職員の人に聞くと明日飛ぶということのみわかったけど、私のパニックはおさまらなかった。

 

 

 

 

 

 

中東系の顔で埋め尽くされる空港内。

初めて見るエスニックすぎる顔立ちに、明らかに服装も言語も違う人々がたくさんいる光景。

 

 

 

 

なんだか怖いし、よくわからないし、どうしていいかわからず、心細くて泣きながらウロウロ空港内をさまよった。

 

 

中東のエスニックな顔立ちの人々がこちらを見ていることもお構いなしに大きなスーツケースをゴロゴロいわせて歩きながら泣きじゃくった。

 

 

ちょいちょい同じ空港職員の男の子が大丈夫?と声をかけてくれたけど、パニックがおさまらないので、彼の顔を見ながらもずっと泣いていた。

ひたすらに泣いた後、少しずつ落ち着きを取り戻した私は、ユーロをカタールリアルに両替して空港内のカフェでコーヒーを頼んだ。

 

 

 

もう一度立ち上がり、さっきの空港職員の子に聞いたら待合室のような場所に案内された。

様子を見に来た別の空港職員の子にフリーフードだし、フリーステイだよって言われたけど、すぐさま怪しいと思い、うさんくさくていっこうに信じなかった私。

 

待合室がなんのための場所なのか全然わからず、何度も出ては入ってを繰り返していた。(ほんと必死だった。笑)

 

そこで待っている人の行動を見ているとみんなバスに乗り込んでいる。ようやく、そこがバスの待合室ということがわかった。

 

 

無事にバスに乗り込み、ホテルのカウンターがずらっと並んだ場所に到着。

 

そこでも意味がわからず、空港警備員の浅黒い肌をした男の子たちに色々と聞いたけど彼らにも当然わからないから、時間つぶしにみんなで写真を撮ったり、おしゃべりに付き合ってもらった。笑

 

 

 

明るい時間にドーハに到着したのに、外はすでに暗くなっていた。

 

そこから、警備員の子たちとバイバイしてあんまり覚えてないけど無事にホテルまで送ってもらえるタクシーに乗り込み、タクシードライバーの男の子に外でずっと待ってたんだよ!待ちくたびれちゃったよ!みたいに言われてごめんね〜と言ってお互いたどたどしい英語でおしゃべりして、結局は私のことをナイスパーソンって言ってくれたから、ホッとしながらいっぱい感謝の言葉を伝えてお別れした。

 

 

無事にホテルにチェックインして、日本の保険会社に電話して手続きをした。

 

 

 

 

ただ単にエンジントラブルで飛行機が飛べないから、航空会社が負担してくれドーハのホテルに1泊泊まることができるということだった。

 

 

 

 

意味がわかって本当にホッとしたのと、ようやく落ち着いてから自分のいるホテルがいいホテルだとわかって、満喫しようと思えた自分がいたから良かった。笑

 

 

 

 

ホテル名はわからないけど、23階の海が一望できる部屋で、ツインルームでガラス張りのバスルームで高級感と清潔感のあるホテルに泊まれることが幸せ過ぎて嬉しかった。天井が高くて、カーテンをしめるのが大変だった気がする。

 

 

ぐっすり寝た翌日の朝食は本格的な中東料理。色んな種類の豆を使った料理が多くて、見たこともない料理がずらっと並んで、どれも全部美味しかったから、いっぱい食べた!!

 

 

 

私がいた時のドーハは湿度が高めだった。ホテルから見える海がグリーンでキレイだったから、ついつい見に行きたくなって、お散歩へ向かった。

 

 

カタールでは、TOYOTAの車が多く走っていて、道の真ん中には背の高いヤシの木が等間隔で生えていた。

海の近くまで行くと、芝生が広がっていてアバヤを着た女性達が子どもと一緒にピクニックをしていた。

のんびりとした光景に少しホッとした。

 

 

 

たまたまおしゃべりさせてもらったカタール人の紹介で行ったガソリンスタンド横のインド人が働いている小さなお店。彼らが作っているのは、チャイのような感じでトロトロしていて激甘のミルクティー。甘い中にも、スパイスの味がして、湿気のある空気感となんだかとても合って美味しかったな。

 

 

 

帰りのホテルのチェックアウトや、飛行機に無事に乗れたことは一切覚えてない。笑

 

 

 

それよりも、急なハプニングで優しく接してくれた人々の方が覚えている。

 

 

みんな元気に過ごしていると良いな〜

 

 

 

カタールはまたいつか行ってみたい国のひとつ。